鍼灸治療って?

循環していることが健康の秘訣

日本語では「針」よりも「鍼」という漢字を使うことが多いです。
鍼の「咸」のもともとの意味は「口を閉ざす=ショックを受ける」というものです。「感動」は言葉にならないほど心をうたれるという意味になります。
ですので、金属をつかって衝撃を与えるのが「鍼」という意味になるのでしょう。

内経図

一般的に東洋医学と聞いて思い出すのは、気血の通り道「経絡」ではないかと思います。経絡はよく川の流れに例えられます。水は停滞しているとよどんで腐ってきますが、流れていると清らかなままです。

人体のにおいて気血の循環が健やかさを保つ秘訣です。それは肉体レベルだけでなく、精神的にも同様です。

人には恒常性維持(ホメオスタシス)といって、気温やストレスなど外部の環境が変わっても体の中を一定に保って生命を維持する機能が備わっています。体にとって良くないものを体外に出す力、川の流れを清らかに保つ力がホメオスタシス・自然治癒力といってもいいでしょう。

しかし、長い間ストレスや暴飲暴食など悪い環境にされされていると、体外へ悪いものを出す力が弱っていきます。川の清らかな流れの中に大きな石ができて、せき止められていると想像してみてください。当然流れは弱くなってよどんできます。細い川の流れの中でも身体は一生懸命、生命を維持するためにホメオスタシスを働かせますが、段々と機能不全に陥ってきます。

鍼やお灸の刺激は、川の流れをせきとめている大きな石を取り除いたり、水の少ないところに流れを誘導してあげるようなものです。ショックを与えて、ホメオスタシスを賦活させるような働きをするのが鍼灸の治療です。

本来備わっている力を賦活させて循環し調和を保つことが、健康で生き生きと輝く力となります。